りっかのブログ

イケ奥の腹黒狸最愛♡ひたすら萌えを綴るためのブログ。基本ネタバレ。愚痴批判あり注意

「続編前の二人」

ツイをしてるとSSは書けないですね…

そしてリアバタの疲れが…><

そろそろSSお休みして続編の感想書かなきゃとは思っています^^;

はてブロに問い合わせてるけど、なかなか返事がなくて前の記事公開できない!

はやくしてーー

 

カウントダウンで描いた「続編前の二人」の案

SSと漫画にする時ちょっと変えたけど大体同じ感じ

 

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続編前の二人】

 
(もうすぐ続編が始まる。その前に永光さんに聞いておきたいこと…)

私は永光さんの部屋を訪れ、単刀直入に聞いてみた。

「…永光さんは、なぜ私を騙したり苛めたりばかりするんですか?」

永「騙したり、とは人聞きの悪い…
  貴女の気持ちを知るための些細な罠…試みですよ。」

「罠って言いましたよね今…」
 
永「気のせいです」

「もしかして、私の気持ちが信じられないからですか…?」

永「……、いえ…」

「?」

永「………。
 仕方がないですね。
 それでは、続編前なので特別にお教えしましょう。」

「はい」

永「以前に、貴女の部屋へ忍んで行った時、書簡の整理をしていたのを覚えていますか?」

「覚えてます。」

永「私が褥へ誘ったのに、貴女はまだ書簡の整理が終わらないからと、私を待たせましたね?」

「…はい。(嫌な予感がする…)」

永「半刻ほどして私が声をかけたとき、貴女はどうしていましたか?」

「(やっぱり!)……寝て、いました。」

永「そうでしょう?」

「何が言いたいんですか?」

永「『待て』をされた挙句、『おあずけ』をされた訳です。」

「そ、そんな言い方……う…ごめんなさい………」

永「次あれば、飽きるほどお仕置きして差し上げますから…忘れないでくださいね?(にこ)」

「は、はい。(永光さんの笑顔が怖い…)」

永「本当に貴女は私の思い通りになるようで、ならない・・・

 こんなに振り回されるのは、……貴女にだけ、なんですよ。」

「永光さんが…?(振り回されてる?私に…?)」

永「私ばかり振り回されて…
 それでは割に合わないでしょう?
 だから、苛めて差し上げているのです。」

「?!」
 
(な、なんて無茶苦茶な理論…!)

「私は、何も振り回してるつもりはないんですけど…!」

永「知っていますよ。
 貴女は普通に無邪気に振舞っているだけです。
 ですが、その無邪気さが私の気持ちを無意識のうちに掻き乱して…その結果、私に苛められると言うわけです。可哀想ですね?」

「か、可哀想ですねって・・それを永光さんが言わないで下さい…」

永「ふふ、私のような悪い男に引っかかったのですから、諦めていただくしかありません。」

「…わかりました。
 そんな永光さんを好きになったのは私ですもんね…。」

永「おや、やけに物分かりが良いですね。」

「だって、結局私も、そんな…
 意地悪な永光さんも含めて、全部の永光さんが…その、…」

永「ふふ…なんです?」

「…大好き、だからです。
 もう。また、そうやって耳元で囁いて言わせるんだから…」

永「とてもよくわかりますよ。」

「?…わかる?」

永「私もだからです。そんな、いつも私を翻弄し困らせる貴女を、……」

「"ふふ、なんです?"」

永「だから、真似しないでくださいと言ったでしょう?」

永「…他にいない、存在だと。
  愛しているからですよ。」

「永光さん…」

永「これが愛……なのでしょうね」

「あ…」

(あの時の、気持ちはーー

 こんな風に、想ってくれていたの…?

 私が愛するように、永光さんも私を愛してくれていたんだ…)
 
 
永「さあ、行きますよ。続編がもう直ぐ始まりますから。主役が遅れてはいけないでしょう?」
 
永光は、彼女に手を差し伸べる。
 
「は、はい」
 
二人は手を取って歩き出す。


大奥から、御鈴廊下を通って葵の間へ。
朝日の差し込む御鈴廊下は、いつもと違ってしんと静まり返っている。
 
 
(ああ…
 
思い出す。
 
この大奥で、
 
私たちは出会ったー
 
 
永光さんを怖いと思ったあの日、
 
行かないでって泣いたあの夜、
 
想いを交わしあったあの夜も。
 
沢山すれ違って、掴み損ねて来た気持ちが、
今はこうやって手のひらにぬくもりを感じるように、…わかる。

永光さんの中に、私にも感じられる…ー )





永「もう私の気持ちが分かったのですから、安心して続編が読めますね?」

「…っ、はい…」

永「っ…なぜ、泣いているのです」

「その、嬉しくて…」

永「貴女は…馬鹿ですね。
 他愛もなくて、愚かで、騙されやすい……

 そして誰よりも愛しい、私の…妻となる人です。」

「永光さん…」

永光は跪き、彼女の手を取る。


永「私の生涯を、

 …もう一度、貴女に捧げさせてください。」
 
 
手の甲にそっと口付けると、彼女は頬を赤らめて驚く。


「っ…」


永「"ふふ、なんですか?”」


彼女は涙を拭き、笑顔を見せると、

「はいっ…!」

永光の胸に飛び込む。



二人、手をつないでまた歩き始める。
 
 
 
行き先の葵の間は、まだ暗く静か。
 


"続編へ、2人の未来を確かめに行こう"

"きっと2人なら、幸せな結末を迎えられるとーー"
 
 
葵の間の襖が開き、そこへ一筋の光と風が入り込む。
続編の書かれた書がパラパラと捲られ、物語の始まりを予感させる。
 

"信じて。"


机上に置かれたおみくじの文字が見え、そこには「恋吉」の文字。
桜吹雪が舞う。


(おわり)