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りっかのブログ

イケ奥の永光さんへの愛を叫ぶだけのブログです笑 ネタバレあり愚痴多め!注意です

「見えない枷」

永影二次小説
「見えない枷」(一部)

 

元々かなりの長編小説なのですが、個人的な妄想メモ的なものだったので、

とにかく地の文が、重い!あざとい!エロ無し萌え無し!ついでに伏線無視!!

っていう世にも恐ろしいほどに酷い小説…(泣)

※追記※すみません微エロはありました

 

最後だけちょっと永光さんの気持ちに触れるので、出しても大丈夫でしょうか…
と思い載せます(笑)

 

※ちなみに出てくる兎は長丸ではないです!!

 


~あらすじ~
(永光さんの忠告を無視して困ってる人を助けに行って、結局捕まってしまう影ちゃん…というお話です。

永光さんは、影ちゃんに言うことを聞かせるために突き放す態度を取るけど、結局影ちゃんはそんな永光さんを想う行動が裏目に出て、ひょんなことから罠にかかってしまう。
永光さんは、影ちゃんを攫った「男」を探し出し捕えるが、影ちゃんの居場所を聞き出す条件として極刑を免れることを約束する。
古い牢獄の奥に捕まった影ちゃんを、永光さんが助けに来るラストシーン)

 

ーーーーーーー

 

 

(あれだけ酷く突き放したというのに、私のために… 迂闊でした)

 

(貴女の事となると、
本当に私は 感が鈍るーーー)


辿り着いた「帳の牢獄」は、やはり椿の錠だった。


がちゃりと背筋が凍るような音を立てて、屈強な鉄塊はいとも簡単に永光の掌に落ちた。

 

途端に呪いのように鼻孔へ流れ込むー

 

血の匂い。

 

ここは、本当の意味での牢獄ということだーー

 

彼女が中途半端な虚構に騙されたのではないと、永光は確信した。

 

しかしだからこそ、危険を告げた意思を悔やんでもー遅い。

 

そして、彼女は忠告を聞き入れなかった。

 

あの男のために。

 

「どこです…」

 

急ぐ足取りは止めず、周りを注意深く観察しながら牢獄の廊下を走り抜けてゆく。

 

(無事で居て下さい…茜)

 

羽織を留めていた装飾が、しゃらりと千切れて鬱陶しく袖を絡め取るが、構っている暇はない。

 

(離れるべきではないと分かっていたはずなのに、…離れた。)

 

後悔を振り切るように、ただ奥へと走る。

 

(…嫉妬したのです)

 

この一陣の風をも感じられない冷厳とした牢獄に、あの愛らしい茜が閉じ込められているのだと思うと、堪えようのない苛々が募る。

 

「…」

 

廊下を抜けた先にある、一際大きな扉の前で永光は歩を止めた。


中に、人の気配がある。

 

「…ここですね」

 

錆びついた閂を勢いよく外し、倒すように扉を開ける。

 

「茜…!!」

 

「永光…さ……」

 

(良かった…無事でしたか)

 

ー生きた心地というのは、このようなものだったか。
永光は握りしめていた手を、そっと解いた。

 

柱に拘束具で何重にも両手足を繋がれた茜が、泣き腫らした目を大きく見開き、うわごとのような声を漏らす。

 

「どうして…」

 

茜の大きな瞳に、みるみるうちにまた大粒の涙がたまる。

 

すばやく歩み寄り、茜の身体に怪我がないのを確認すると、そっと頬に手を当てる。

 

「あの男に、…何かされましたか?」

 

「いえ、何も…」

 

ゆるやかに首を振る茜。

 

ーそれではなぜ、そんなにも泣きそうな顔をしているのです。

 

そう問いかけたい衝動に耐え、
茜の手足から拘束具を1つずつ外していく。

 

(こんなもので、私の茜を……)

 

沸々と獰猛な怒りが込み上げるが、それを向ける矛先は既に無い。

 

(口惜しい…ですが、貴女の無事を一刻も早く知りたかった…その時間を復讐に費やすなど、意味のないこと)

 

感情を押し込め、淡々と告げる。

 

「あの男は大奥を追放されましたよ」

 

「えっ」

 

茜が目を瞬く。

 

「どうしました。まさか斬首刑の方が気が晴れましたか?」

 

「い、いえ…てっきり、永光さんが…」

 

「私が…なんです?」

 

「っ…その…物騒な事を言っていたから…」

 

気まずそうに目を泳がせる茜に、小さくため息をつく。

 

「貴女が悲しむような事はしない…約束したでしょう?」

 

「あ…」

 

ーーーー

 

 

「た、食べるんですか?!」

 

「食べられますよ、兎ですから」

 

「でも、可哀想です…!!」

 

必死に永光から見えないように兎を隠す茜に、思わず永光は吹き出す。

 

「ふ、ははっ……、大丈夫ですよ。そんなに怯えなくても」

 

ゆっくりと茜の髪の中に鼻を埋めると、永光は慈しむようにうなじに口付けた。

 

「貴女が悲しむような事は、しませんから」

 

 

ーーーー

 

 

思い出すように口元に手を当て、安堵したのか、茜は僅かに表情を和らげた。

 

「良かったです…」

 

全ての拘束具を外し終えると、永光はその跡をなぞるように指先で撫でる。

 

「まったく…私以外の男を信用するからですよ。
折角忠告して差し上げたというのに…」

 

そこまで言って、涙がぽとりと手に落ちる。

 

見上げると、茜は顔をくしゃりと歪めて震える自身の身体を抱きしめていた。

 

ふう…
どうしようもない気持ちで息をつく。

 

(…緊張の糸が切れましたか。
先に少し苛めて差し上げようと思ったのに、これでは…)

 

ぐいと腕の中に引き入れ、力ばかりに抱き締める。

 

「貴女は馬鹿ですね…」

 

耳元に声を落とすと、茜は小動物のように身体を震わせた。

 

「っ…」

 

心細かったのか、力いっぱい抱き締め返してくる茜の背中を、ゆっくりと撫でる。

 

落ち着くまでの数秒。静かに見守ったのは、何も彼女のためだけではない。

 

この人と出会ってから、言葉をためらうことが増えたー


永光は、そんなことをふと挿話のように考えた。

 

「次からは、永光さんの言うとおりにすると約束します…」

 

力なく零れ落ちる声。

 

「その心がけは嬉しいですが」

 

(貴女は優しい。きっとそうは言っても、心を止められない)

 

既に彼女にかける言葉は決まっていた。

 

(…私の言葉が貴女を苦しませる「見えない枷」となるなら、それよりもー)

 

「貴女は頑固ですから…。
いつでも私がこうして貴女を守ってみせますよ。

ですから貴女は、貴女のままで」

 

「永光さん…」

 

そっと背中に腕を回し、茜の華奢な身体を抱き上げる。

 

「城へ帰りましょう。」

 

「あ、歩けます…自分で…っ」

 

ぱっと上げた顔はほんのりと赤らんでいる。

 

「恥じらう貴女は可愛らしいですが、今は私に従っていただきますよ。


それに、貴女は私の腕の中に入れておかないと、危なっかしくてかないません。」

 

「う…」

 

「なんです?」

 

「あの、……許してくれるんですか?私、永光さんとの約束を破って…」

 

「そのことですが。」

 

鼻先が触れそうなほど顔を近づけて、艷やかに告げる。

 

「貴女は私の忠告を聞かず、勝手に行動しましたね?

 

つまり…私への愛より、あの男への情を取ったということです。」

 

「そ、それは違いますっ…!


どうしても、放っておけなくて…!」

 

「では私との約束はどうでもよかったと?」

 

「気付いたら、身体が勝手に動いていたんです…」

 

「身体が勝手に、ですか…」

 

永光は僅かに目を伏せ、茜の身体を足の先から頭の方へゆっくりと流し見る。

 

「では帰ったら、動けなくなるほどこの身体に…たっぷりお仕置きをして差し上げましょう。」

 

「そ、それ…違う意味じゃ…っ」

 

「この身体が、勝手に動いたのでしょう?」

 

茜を抱きかかえたまま、わざと着物の裾から指を差し入れて内腿を撫でる。

 

「いけない身体ですから…ね。」

 

「…っ」

 

耳元で吐息混じりに囁くと、茜は暗がりでも分かるほど真っ赤に頬を染め、口を噤んだ。

 

(罪滅ぼしと思っているのでしょうね。これはー好機です)

 

永光は茜に分からないよう、僅かに悪戯めいて微笑む。

 

(この件では嫉妬させられたり、春日局様に出しぬかれたりと、本当に苦労しましたが、
これはきっと、そのご褒美とも言えるものですから…)

 

この数日で心に立ち込めた暗雲が、綺麗に晴れていく。

 

(今夜は少しくらい貴女で楽しんでも、…罰は当たりませんよね)

 

そうしていつもの通り優しい「大奥総取締役」の仮面を被ると、
来た時とは随分違う落ち着いた足取りで、いまや安寧の地となった「江戸城」へ、愛しい恋人を誘ったー

 

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

 
読み難い長い文章を読んで頂き有難うございました(^^)

 

愛って、美しいだけじゃなくて、綺麗なだけじゃなくて、

 

「手枷」となり、
「足枷」となり、
相手を縛り付けたり、

 

「心の枷」となって、
嫉妬で判断を見誤ったり、、、

 

やっかいな存在にもなり得るというか。

 

本物の枷を外すように、永光さんの心からも愛の「見えない枷」を外せたら良いな。

という。。


そんな気持ちを込めて書きました。

 

ただ牢獄と拘束具に萌えるからって理由で書いた…だけではないですよ(笑)

 

永光さんなら拘束具プレイしてくれそうな気配ですが?(笑)

 

自粛しました(笑)

 

 

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こっちも未完成のラフですみません